「先輩…実は、この子の親はすごく厳しくて、本当は門限もあるんです…」
「ちょっとゆっこ!」
ゆっこは、半ば演技を入れ、切ない表情で話す。
「先輩、本当に心配は…」
「そうだったんだ…だけど、俺が誘っちゃったから断りきれなかったんだね…よし!俺が今から送るから、行こう!」
へ?
信じちゃった…
先輩は、私が話終わる前にそう言ってきた。
先輩って、意外に天然?
結局私は、先輩に送ってもらうことになった。
2人きりなんて、ヤバいよ///
時刻はもう9時。
20分までの家路を、先輩と2人で歩き始めた。
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