ふと、部の人が言った。
「誰か、携帯なってない?さっきから、マナーの音がするけど…」
みんなは、自分の携帯を確かめる。
そして私も、自分の鞄に手をかけた。
「あ…私…だったみたいです」
私は小さく手を挙げ、みんなに知らせ、皆はまた、肉をあさりはじめた。
「もしかして、親から?ちょっと遅くなっちゃったかな?」
心配した先輩が、私の顔を覗き込んできた。
「い、いえ!大丈夫です///」
私はハハハと笑いながら、携帯を開いた。
(何…これ……)
着信15件。
新着メールが8件って…
まさか!!
私は慌てて着信履歴を押した。



