*パパはヤンキー高校生*






「おはよー・・・」


「おはよう!!瑠華!!」



朝から元気なゆっこ。



「瑠華、ねぇ瑠華!!」


「何?朝からテンション高いね・・・」


「瑠華が低すぎなのよ」


「昨日、あんま眠れなくてさ・・・」


「・・・・・・え?!」


「な、何?!」



いきなり大声を出すゆっこ。



「まさか、寝かせてもらえないくらい・・・激しかったとか?」


「・・・・・はぁ?!ちょ、ちょっと!!変な誤解しないでよ////!!ゆっこの変態!!」



教室中がシーンとなって、私は恥ずかしさのあまり、肩をすくめた。



「(笑)冗談に決まってるじゃん」


「もう!!・・・あれ?りー君は?」


「なんかね、今日から部活に入るんだって!!サッカー部」


「サッカー部ねぇ・・・え?サッカー部?!」


「そう、あの先輩がいるサッカー部だよ瑠華!!」


「うそ~!!羨ましい!!」


「大丈夫、陸にちゃんと言っておいたから」


「何を?」


「名前を聞いてもらうように(笑)」


「りー君に話したの?!」


「前から気づいてたよ。瑠華があの先輩に一目ぼれしたこと」


「恥ずかしい///」


「だから、あの不良お父様にするか、サッカー部の純情な先輩にするか・・・楽しみだね~」


「刹那さんはあり得ません!!!まったく・・・・」



完璧に面白がるゆっこに、ため息をついた私だった。