「族の総長ーーー?!」
「ああ。まぁ、正確に言えば"二代目"だ。しかも、元だ元・・今は別の奴」
柳下刹那は、あの"暴走族"の皆さんを家にあげた。
私は、柳下刹那をキッチンまで引っ張ってきた。
「聞いてませんけど?!」
「言ってませんけど??」
ムキーーーーーッッッ!!
(どこまでムカつく奴なの?!)
「とにかく、帰して下さい!!あの人達!!」
「いいだろ??ここも俺の家なんだし」
「いいだろ??・・じゃありません!!何なんですかあの大量のお酒は!?」
「酒は、酒だ」
「まったく、どういう神経してるんですか・・・・ハァ・・・」
瑠華は、リビングで騒ぐ"暴走族"の皆さんを見て、ため息をついた。
「あ、そうだ・・・瑠華・・・」
「何ですか」
「俺の事、今日から呼び捨てにしていいぞ・・・刹那って・・・その方が俺は落ち着くからよ。あと、敬語もなしな。これ、親父からの命令だ」
「命令って・・・・」
「んじゃ、つまみになるもん作ってて」
「はぁ?!ちょ、ちょっと!!」
"ガチャン"
「もう!!なんなのよ~!!」



