*パパはヤンキー高校生*






「もうなんなのよ~・・・・・・ん?」



家の前に着いたのはいいけど・・・



「な、なに・・・」



家の前には、大量のバイク・・

そして、大量の・・・不良!!ってか、こういう人たちのこと、暴走族って言うんじゃないの?!

(え?!え?!なんでなんで?!)



「瑠華?どうした立ち止まって・・・・」


「え・・な、何でも・・・」


ってか、こいつが居たらもっとヤバイんじゃないの?!

家の前で喧嘩とかされたらたまったもんじゃないよ!!



「ッチ・・・・」


舌打ち~?!

やばいって、絶対喧嘩する気だって!!



「あ、あの柳下さん!!」


「あ?何だ」


「私、寄りたい場所があって・・・・・」



私は、柳下さんの腕を掴んで歩こうとしたけど、背中の向こうから声がした。



「やっと、見つけたぜ・・・・・」



え?

うそ!!

向こうからふっかけてきた!!



一番幹部っぽい人が私たちに近づいてきた。



しかもこの人、今「見つけた」とか言ってなかった?!

知り合い?

まさか、ライバル同士とか?!

なら、なおさらヤバイじゃん!!