けれど、私の血筋は平凡な家。 ─────成宮家。 簡単には、こんなお嬢様扱いには慣れない。 頼稜さんも、鈴ちゃん、未菜ちゃんも、止めようとしないけれど。 “拓様の”、と言って。 恐らく、真優くんも──── 『良いのですか?』 『え?』 唐突に問われて、尋ね返す。 良いのですか、って。 呼んでくれる、ということ? 白純美様、じゃない呼び名で。 『う、うん』 『では、白純美ちゃん、でどうですか?』 ……なんだか、腑に落ちない。