月曜日の朝。 あたしは重い気持ちをなんとか奮い立たせ学校に向かった。 「おはよ」 今までは一番最初に挨拶をしていた相手はあたしを敵意丸出しの目で睨んでいた。 あたしはそんな視線から逃げるようにさっさと自分の席に着き、携帯を取り出し画面に目を向けた。 ずっと夏海と一緒にいたため他のクラスメイトとの関わり合いはあまりない。 ましてやもう仲のいい者同士のグループができていて、今更仲間に入れてもらう勇気はなかった。