「何で陽と夏海が一緒にいるの……?」 「ちょ、アリサ誤解しないでよ!あたしは……」 夏海は慌ててあたしに駆け寄り弁解しようとした。 「ちゃんと説明して。どういうこと?」 高校に入学して初めてできた友達が夏海だった。 性格も合い、夏海は常にあたしの隣にいた。 トイレに行くのも食堂でご飯を食べるのもずっと一緒で。 あたしは夏海を信頼していたし、あたし達は親友だと勝手に思いこんでいた。