「僕が先輩のこと守ります。何があっても絶対に」 いつもだったらすぐに突っぱねているそんなユーヤの台詞が今のあたしに大きな安心感を与えてくれた。 ユーヤなら本当にあたしを守ってくれるかもしれない。 陽からも…… こんなに脆く弱い心も。 ユーヤの優しい笑顔で包み込んでくれる気がした。 「ユーヤ……ありがとう」 あたしはこの日、初めて一つ年下のユーヤに自分の弱さを見せた。