病院に着き、ユーヤのいる306号室に急ぐ。 エレベーターに乗っている間、胸に手を当ててハァハァと荒い呼吸を繰り返すあたしを周りの人が不思議そうに眺めていた。 でも今は人の目など気にしていられない。 そして、306号室の扉に手を掛けた。