卒業式を終えて真っ先に向かったのはユーヤのいる病院だった。 いつものようにエレベーターに乗りユーヤのいる病室に向かう。 エレベーターを降りると、アルコールの匂いが鼻につく。 何度来てもこの匂いは未だに慣れる気配がない。 「ユーヤ……」 病室に入りユーヤの眠るベッドに近付く。 「あたし卒業したよ。屋上で一緒にお弁当食べることできなくなっちゃったね」 そう口にした瞬間、鼻の奥がツンっと痛み目頭が熱くなった。