「今まで本当に悪かった。お前をたくさん傷付けた……」 「もう……いいよ」 それは本心だった。 陽とユーヤ。 その二人の確執がなくなるならば、今までのことはすべて水に流そうと思っていた。 「最後に一つだけアリサに言いたいことがある」 「何?」 「俺は……付き合っている間、確かにお前を愛……」 『なんでもねぇわ』陽はそう付け加えて病院に背を向けて歩き出した。 「陽、頑張ってね!」 大きな声でそう叫ぶと、陽は振りかえることなく片手を上げて応えた。