「あたし達さ、いつも屋上で一緒にお弁当食べたよね?ユーヤが美味しいって言ってくれると嬉しかったなぁ」
屋上で「妊娠したかも」と告げると、ユーヤは自分のことのように喜んでくれた。
その父親が陽だということも、ユーヤは初めから知っていたんだね。
想像妊娠っていうお粗末な結果だったけど、ユーヤは本気で心配してくれていたね。
妊娠検査薬を買いに行ったり、産婦人科の待合室で妊婦さんに交じって平然と待っていたり。
それも全部あたしの為だったのかな?
自惚れかもしれないけど、そう思ってしまうんだ。
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