「や……めて。やめてよ!」 ユーヤの顔はみるみるうちに赤く腫れあがる。 それでも、何度殴られても陽に向かっていく。 これ以上喧嘩を続けさせてはいけない。 頭の中で警報が鳴り響き、とっさにユーヤと陽の間に割って入る。 「もうやめ……て!」 そう叫んだ時、目の前で陽が腕を想い切り振りかざした。 殴られる。 瞬時に察し、ギュッと目を瞑ると「危ない!」その声と同時にあたしは背中をドンっと押された。