24/7~キミを想う~【完結】


いつからこんなに弱くなってしまったんだろう。


ユーヤが絡むと涙腺はあたしのいうことを全く聞いてくれない。


下唇をギュッと噛み締めながら頬に伝った涙を拭う。



すると、突然グイッと腕を掴まれた。


「どうしたんですか?」


あたしの顔を覗き込むその顔を見た瞬間、張り詰めていた糸がプツリと切れた。


力なくその場にしゃがみ込み顔を両手で覆う。


「……先輩?」


頭上から降ってくる優しいその声にすがりついてしまいたい。


やっぱり傍にいて欲しいと叫んでしまいたい。


自分勝手な想いばかりが胸に込み上げてくる。