24/7~キミを想う~【完結】


お弁当とペットボトルをスキャンして、お金を受け取る。


「あの、何であたしなんか誘うんですか?」


「いやーアリサちゃん可愛いから」


柊さんが言うセリフはどれも信用性に欠ける。


大学2年生の彼に高校生であるあたしはからかわれている気がする。


釣銭を手渡し、袋に入れた商品を手渡そうとすると


「……早くどいてもらえません?」


後ろに並んでいた客が、低い声でそう言った。