「余計なお世話だと思われるかもしれないけど、ユーヤともう一度話し合った方がいいと思う」
アヤにはユーヤとの出来事を全て話してあった。
「ぶっちゃけさ、アリサもまだユーヤが好きなんでしょ?だったらもう一度……」
アヤの言いたいことはよく分かる。
でも、あたしは首を横に振った。
「あたし……ユーヤの話まともに聞いてあげられなかったの……」
「だったら今聞いてあげればいいんじゃない?」
「もう遅いの。あたしはユーヤを疑って信じてあげることができなかった」
ユーヤの泣き顔が未だに脳裏に焼き付いて離れてくれない。



