24/7~キミを想う~【完結】


「アリサ今日早くない?」


「あ、うん。ちょっとね」


バイト先に着くと、既に休憩所にいたアヤは不思議そうにあたしの顔を覗き込んだ。


普段だったらゆっくりとバイト先に向かうのに、今日は違った。


汗をかくぐらい必死で走った。


「ねぇ、アヤ。聞きたいことがあるんだけど……」


「ん?なに?あたしが答えられることなら」


あたしが急いでバイト先に向かった理由。


それはユーヤのネックレスにあった。