24/7~キミを想う~【完結】


全ての授業が終わり教室中が一気に騒がしくなる。


今日はバイトの日。


偶然にもアヤとシフトが被っている。


それだけがあたしにとって唯一の救いだった。


暗い表情で鞄を手に取り教室を出る。


そしていつものように下駄箱に向かい靴を取り出すと、バサッという音とともに何かが足元に落ちた。


「……なにこれ……」


拾い上げ、それが何であるか悟った瞬間息が止まりそうになった。