週明け、進路相談をすると担任が言っていた。 もう諦めるしかないのかもしれない。 諦めて両親とともに九州へ飛び、ユーヤとの距離をとれば…… この胸の痛みも少しは薄れてくれるのかもしれない。 「この問題はセンターに出るからな。チェックしておけよ」 教卓の上で熱弁する教師の言葉も右から左に流れて行く。 シャーペンをクルクル回した後、あたしは心の中で深い溜息をついた。