ユーヤの言い分をまともに聞かずアパートを飛び出してきた。 それが何を意味するのか、それはきっと自分自身もユーヤも分かり切っていた。 だからユーヤはあたしを引き止めようとしてくれたのかもしれない。 ユーヤから差し出された大きな手を振り払ったのは自分だ。 それなのに、何故こんなに胸が痛むんだろう。 どうしてこんなにも涙が溢れだすんだろう。 どうしてユーヤを信じられないんだろう。 「……うっ……っううっ……」 あたしは地面に座り込み、顔を両手で覆い泣き続けた。