「お邪魔します」 ユーヤの家に来たのは、誕生日以来だ。 家に入りベッドの横に腰を下ろすと、ユーヤはグラスを二つ手にして部屋に戻ってきた。 「はい、どうぞ」 「ありがとう」 テーブルの上に置かれたオレンジジュースを口に含みながらチラッとユーヤを見る。 最近二人でいる時間は少なかったし、密室に二人だけでいると少しだけ緊張する。 「ねぇ、ユーヤ?」 「何ですか?」 ベッドに腰掛けていたユーヤに遠慮がちに話しかけると、ユーヤは首を傾げた。