ユーヤは翌日、学校に姿を現さなかった。 その次の日もそのまた次の日も。 それはあたかもあたしを避けているように。 「……先輩」 昼休み、屋上で一人お弁当をつついていたあたしの背後から4日振りに愛おしい人の声がした。 「ユーヤ……どうしてずっと学校休んでたの?」 「バイトが忙しかったんですよ」 あたしの隣に腰を下ろしたユーヤは大きく背伸びをしながら答えた。