24/7~キミを想う~【完結】


「てめぇ……」


ドンっという鈍い音の後、殴られた男は顔を歪め血走った目でユーヤを睨む。


「……走って!」


すると、ユーヤは唖然とするあたしの腕を掴み勢いよく走りだした。


「……――待てこら!!」


男達の怒声に顔を引きつらせながら走り続ける。


恐怖と焦りで足がもつれそうで。


あたしはとユーヤは男達に追いつかれぬよう必死に走り続けた。