24/7~キミを想う~【完結】

「……行かない。あたし絶対に行かないから!」


それだけ言うとあたしはリビングを飛び出し玄関に走った。


「アリサ!待ちなさい!!」


そんな母の声さえ今のあたしには届かない。


今、どうしてもユーヤに会いたかった。


日付が変わる前に。


ユーヤに「誕生日おめでとう」そう言ってあげたかった。