24/7~キミを想う~【完結】

あたしの選択肢は一つしかない。


家族と一緒に九州に行く。


ただそれだけ。


あたしの気持ちなんておかまいなしだ。


「……あたし九州なんていかないから。ここに残る」


「アリサ……この家は売りに出すことに……」


「分かってる!高校卒業したら自分でアパート借りて住むから!それならいいでしょ?!」


興奮気味になり大声でそう主張すると、母は眉間に皺を寄せた。