「警察の方から電話がかかってくる前、男の子がうちに来たの」 「……え?」 「木下君って言ってたわ。その子のところにいくんでしょ?」 連絡のつかないあたしを心配してユーヤはうちに来たんだ。 それなのにそれが裏目に出てしまった。 「それは……」 「アリサはまだ高校生なのよ?こんな遅くに男の子と会うなんてお母さん賛成できない」 「別にユーヤとあたしは……」 「とにかく、うちに帰るわよ」 母はあたしの話を聞こうとはせず一方的に車を発進させた。