「先輩?どこ行くんですか?」 「ちょっとね。そんな時間かからないで帰ってくるから家で待ってて?」 「もう外も暗くなってきたし、一人じゃ行かせられません。僕も一緒に行きます」 こっそりケーキを買って帰って少しでもユーヤに喜んでもらいたい。 だからこそユーヤに付いてきてもらっては困る。 「いいって。家で待ってて?」 「僕は先輩と一緒にいたいんです。誕生日だからこそ先輩と……」 「ごめん、いってくるね」 腕を掴んで制止するユーヤの手を解きあたしは強引に外に出た。