「そんなあからさまに嫌がんないでよ?別に何もしないって。ただ暇だし一緒に遊びたいなって思っただけ。君可愛いし。ねっ?」 「……ごめんなさい」 「えー。マジで?俺ナンパして拒否られんの初めてなんだけど。すげぇショックでかいから」 男はおやつを取り上げられた子供のように唇を尖らせそう言った。 「まぁいいや。でもお近づきの証拠に君の番号教えて?」 「あの……だから無理なんです」 いじけた表情をしていたはずの男はすぐに笑顔を取り戻す。 そんな変わり身の早さにあたしは圧倒されていた。