「ユーヤ遅いな……」 待ち合わせ場所のコンビニに着き、あたしは辺りをキョロキョロと見渡した。 もう約束の時間を過ぎている。 遅刻などしないユーヤが来ないとなると何故か妙な胸騒ぎがしてくる。 もしかして、今日のこと忘れちゃった……? そんなはずない。 あんなにあたしに念を押していたユーヤが忘れるなんて考えられない。