「あ、今日一緒だったのね」 アヤが出ていってすぐ、休憩室の扉が開き石塚さんが顔を覗かせた。 石塚さんとはずっとシフトが合わず顔を合わせるのは久しぶりで。 あまりよく思っていない石塚さんの登場にあたしは少し身構えた。 「ねぇ、今日って水嶋さんも一緒?まだ来てないの?」 「先に店に行きましたよ」 辺りをキョロキョロト見渡している石塚さんにそう伝えると、石塚さんが口角を上に持ち上げた。