あたしに付きまとってくるこの男は二年の木下優也。 「ユーヤって呼んでくださいね?」 栗色のミディアムヘアを指先でいじりながらユーヤはにこやかにそう言った。 「あたしはあんたのことなんて知らないから」 「大丈夫。僕は先輩のことよく知ってますから」 「あんたねぇ……」 ユーヤは本当に掴み所のない不思議なやつだ。