心のないSEXは苦痛以外の何物でもない。 快感どころか嫌悪感が募り、心が涙を流しているようだった。 「やだ……お願い!やめて!!」 陽の手から逃れるように体をよじり必死に抵抗する。 どんなに叫んでもきっと陽はあたしを離してくれない。 ことが終わり、満足したらすぐにあたしを家から追い出すだろう。 「……ユーヤ……」 あたしは涙を零しながらそうポツリと呟いた。