陽の手の熱が胸に伝わり全身に鳥肌が立つ。 数か月前までは、幸せを感じながら陽に抱かれていたのに。 「愛してる」 そんな愛の言葉に全身を震わせ陽の汗ばんだ背中に腕を回していたのに。 「やめて……!!」 「本当は気持ちいいんだろ?もっと鳴けよ」 陽は嫌がるあたしの両腕を掴み、ニヤッと笑う。