「……やめてよ!離して!!」 「大人しくしてればすぐ終わるって」 陽はそのままあたしの腕を引っ張り、強引にベッドに押し倒した。 その瞬間、シーツから夏海の香水の匂いが鼻を付いた。 「夏海……陽には夏海がいるでしょ?!」 そんな言葉も陽の耳には届いていない。 「久しぶりだし興奮するな」 鼻息を荒くしてあたしの上に覆いかぶさり、陽はあたしの制服に手を滑り込ませた。