『ユーヤごめん。用事ができちゃって今日は一緒にご飯食べに行けない』


携帯を打つ手が震え、まともにメールが打てない。


陽の話は何だろう。


いい話とは考えられない。


またお金をせびられるのかもしれない。


不安と恐怖が入り混じり、立っていることすら辛かった。



あたしは下駄箱で靴に履き替え、重たい気持ちで校門に向かった。