「分かった。その代り、ユーヤの好き嫌いとか気にせず適当に作るからね」
「はい。好き嫌いないから大丈夫ですよ」
本当は適当に作る気なんてない。
これからユーヤの為に毎朝早起きして腕を振るうことになりそうだ。
少しでもいい。
ユーヤに何かをあげたかった。
何度ユーヤの笑顔に助けられたか分からない。
いつだってすぐ傍でユーヤはあたしを支えてくれた。
だから、ほんの少しだけ……
ほんの少しだけでも
愛と優しさの恩返しをユーヤの為にしたかった。
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