「先輩、なんか元気ないですね?」 昼休み、あたしは屋上で雲一つない真っ青な空を見上げていた。 「あんたが元気なだけじゃない?」 「そんなことないですよ。何かあったんですか?」 「別に何もないよ」 ユーヤに余計な心配をかけたくない。 あたしは無理矢理笑顔を作った。