石塚さん達がいなくなった後も休憩所には重たい雰囲気が流れていた。



「あの……アヤ……」


恐る恐る話しかけるとアヤはいつものような笑顔をあたしに向けた。


「気にしないで。みんなに嫌われてるのは知ってたし」


「違うの、そういうことじゃなくて……」


「いいんだって。アリサは石塚さん達とうまくやりなよ?あの人たちに嫌われると大変だから」


きっと涙を堪えているんだろう。


アヤは目の縁を赤くしながらそう言った。