「でも高認の勉強難しくて。あたし最高に頭悪いから」 「あたしも頭悪いよ。勉強するとすぐ眠くなるし」 「だよね。一緒だ」 他愛ない会話をしているだけなのに、楽しくて仕方ない。 「あ、そろそろ店出ないと」 「そうだね」 バイトが終わってから一時間近くも経っている。 楽しくて時間を忘れていた。 「じゃあまたね!」 「うん。バイバイ!」 あたしとアヤは連絡先を交換し、手を振って店を後にした。