「アリサは何でバイト始めたの?高3の今の時期って受験勉強忙しいんじゃないの?」 「うん……。ちょっとね」 あたしは陽との出来事をアヤに話すことを躊躇っていた。 男に利用される惨めな女という目で見られるのが嫌だったからだ。 それにまだ人を信じることが怖かった。