「あたしは水嶋です。よろしくね。早速だけど、レジ打ったことある?」 「あ……喫茶店のバイトで少しだけ……」 「そう。じゃあ、一応一から教えるね。まずは……」 そう言うと水嶋さんは手とり足とり丁寧にあたしに仕事を教えていった。 「あの、これはどうやって……」 「これ?さっき教えたよ。一回自分でやってみてそれでも分からなかったら聞いて」 水嶋さんはあたしを決して甘やかそうとはしなかった。 すぐに一人でレジを任され、てんやわんやになりながらもあたしは必死に仕事を覚えていった。