「採用です。いつから来れる?」 面接は案外すぐに終わった。 面接してくれた店長は白髪交じりの薄い髪を一生懸命整えながらあたしにそう問いかけた。 「いつからでも大丈夫です」 「じゃあ、今からでも?」 「はい」 あたしが大きく頷くと店長は細い目を更に細めて嬉しそうに微笑んだ。 「よかった。今日はバイトさんが足りなくてね。助かったよ。ありがとう」 バイトという身分のあたしにペコペコと頭を下げる腰の低い優しい店長に、あたしはこのバイトを選んでよかったと心からそう思った。