そのマキちゃん、予想に反しててこずっておりました。
ターゲットを確認し、確保すべく近寄ったものの……。
一人じゃないし!誰だよ隣の奴は?!
マキはとりあえずレンに確認をとることに。
「おい、アトミヤ。対象が友人と連れ立ってて手が出せない、どうする?」
『そうなの?あ、ちょっと待って――』
一旦保留の音楽に切り替わった後、すぐにまたレンは応答する。
『今ちょうど依頼人から連絡が入ってね、訊いたらその一緒にいる連れも確保で構わないって。じゃあマキちゃん頑張って。俺は先に行ってるから』
プツッ、と音を立てて切れた会話に、マキは軽く溜め息。
「なんて適当な依頼人だよ……仕方ない、やるか」
そう一人呟いて、マキはターゲットの背後へと素早く回り込んだ。
「は~いお兄さんたち!メリークリスマース!!」
パンッ!!



