「海斗、オマエこれからライブだろ?なんでこんなとこにいるんだよ?」
「んー?空き時間が暇だったからさ、散歩。そしたらこのにゃんこに会っちゃって」
そう言ってタキの問い掛けに答えた海斗は、ぶっさんを彼らに見せた。
もちろんそのにゃんこはランにも見えたわけで……。
「な!?ぶっさんさん!?」
車の窓からずり落ちそうな勢いでランが身を乗り出した。
「は?ぶっさんさん?!」
タキがランの落ちそうな体を反射的に支えながら疑問の声をあげた。
しかーし、それを無視して彼はまた口を開く。
「ぶっさんさん?!こんな所で何を?」
すると海斗の腕の中にいたぶっさん、スルリとそこを抜け出してトコトコとタキの足元まできて、ランを見上げた。
あ~にゃんこ!!と叫ぶ海斗に尻尾をひとふりしてからぶっさんは口を開いた。
『おや、ランと亮にゃ。おぬしら今日は回収車の担当日だったんかにゃ』
「はい、そうです」
『ふむ。まあ頑張ってくれたまえにゃ』
「はい!」
……どんな関係?



