オーディエンスは一瞬、水を打ったように静かになった。
そして次の瞬間には。
「きゃ~っ!!可愛い~っ!!」
とか。
「うぎゃ~っ!鼻血出る!!」
とか。
「ラララライ?!」
とか?
阿鼻叫喚、いや、黄色い声がわき上がった。
くっそ~っ!みんなして笑いやがって!!
ライは顔を真っ赤にしながらマイクをひっつかんだ。
「おっまえら全員ちゃんと歌えよっ!でなきゃ犯すからなっ!!」
そう叫んだライの声に続いてトナカイ彩都がスティックを振り下ろした!(なぜ叩けるかって?!彼の腕は数曲だけならもつんです。ライブを1本通すのは無理なの)
タキとショウのギターとベースが奏で始めたその曲は。
いかにもクリスマスらしからぬ、バリバリのロックチューンに作り替えられた。
「ジングルベルだ!すごい!めっちゃロックになってる!!」
思わず叫んだ登。
もちろんライの口から出たのは英詞で、しかも高速。
さすがです。
コーラスはタキとショウ、彩都も加わって会場全体が異様なテンション。



