「…認めなよ」 あたしの頬に、先輩の髪がかかった。 目の前はふっと暗くなって。 唇には、感じたことのある感触。 あたしは、この感じ、知ってる。 確か…さっき。 ベンチで昼寝してたときの…。 「………!?」 「ねぇ」 やっと唇が離れて、あたしは酸素を思いっきり吸い込んだ。 先輩は相変わらず至近距離で、あたしを見つめている。 「僕のこと好きなの。どうなの」