ここ…屋上に居れば、来てくれるよね。 だって此処は。 先輩とあたしの秘密の場所だから。 空がオレンジに染まっても、あたしはベンチの上に居た。 幸い、夕方になっても寒くない季節だ。 「…お腹すいた」 我ながら、馬鹿だと思う。 先輩は、今日は来ないって言ったはずなのに。 恋は盲目。 って、こういうことを言うのかな。 周りなんて気にしてられなくなる。 グランドからは人がどんどん流れて行く。 あぁ…。 何してんだろう、あたし。