「ディオ!」
名前を呼ぶ、耳に馴染んだ声にディオは足を止める。
呼び止めたフレディは、相変わらず夜会服をすっきりと着こなしていて、
本人も借り物のようだと思っているディオとは雲泥の差だった。
顔立ちは似ているはずなのに、どこで違ってしまったのだろう。
「ダナならそこにいるぞ」
「そこってどこ?」
「あの真ん中」
フレディがしめしたのは、招待客の中でも比較的若い女性が作っている輪の中央だった。
色とりどりのドレス、きらめく宝石の隙間からかろうじて鮮やかな赤い髪がちらりと見える。
「何あれ……」
「女ってのはわからんな。
ダナを見かけたとたんきゃーきゃーわめいて、あっというまに女の子団子のできあがりだ」
フレディは会場内を見回していたが、誰かと目を合わせて右手をあげた。
ビクトールが二人の方へと近づいてくる。
「まさかこんなことになるとは思いませんでしたよ、殿下」
笑いながらビクトールはディオに頭を下げる。
名前を呼ぶ、耳に馴染んだ声にディオは足を止める。
呼び止めたフレディは、相変わらず夜会服をすっきりと着こなしていて、
本人も借り物のようだと思っているディオとは雲泥の差だった。
顔立ちは似ているはずなのに、どこで違ってしまったのだろう。
「ダナならそこにいるぞ」
「そこってどこ?」
「あの真ん中」
フレディがしめしたのは、招待客の中でも比較的若い女性が作っている輪の中央だった。
色とりどりのドレス、きらめく宝石の隙間からかろうじて鮮やかな赤い髪がちらりと見える。
「何あれ……」
「女ってのはわからんな。
ダナを見かけたとたんきゃーきゃーわめいて、あっというまに女の子団子のできあがりだ」
フレディは会場内を見回していたが、誰かと目を合わせて右手をあげた。
ビクトールが二人の方へと近づいてくる。
「まさかこんなことになるとは思いませんでしたよ、殿下」
笑いながらビクトールはディオに頭を下げる。



