僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅱ


――――…


アーケード内のショップやコンビニの駐車場、深夜2時まで営業してるゲームセンター。


祠稀がよく行くと聞いていた場所を虱潰しに探していると、案外早く見つけてしまった。


「彗……凄い。ほんとに枢稀さん見つけちゃうなんて」

「……そう? 簡単だよ、この人。祠稀と違って分かりやすいから」


人通りの多いアーケード内で、自販機の隣に立って道行く人の顔を眺めていた枢稀さん。


言葉もなく近付いていった俺に有須は声を漏らし、その会話で枢稀さんも気付いた。俺たちを見る目が、驚いている。


「……こんばんは。ええと、彗くん?だよね。有須ちゃんも、どうしたのこんなところで。学生が来るには夜遅いよ?」


俺の声は聞こえたはずなのに、あくまで先生という仮面を被るつもりなんだろうか。


「……お探しの祠稀は見つかりましたか?」

「ああ、そっか。有須ちゃんから聞いたんだね。祠稀だけじゃなくて、見回りしてるんだ。ダメだよ、ここにいたら。先生方に見つかる前に早く帰ったほうがいい」

「祠稀を見つけても、同じことを言うんですか?」


笑っていた表情が崩れる。大雅みたいだなとぼんやり思ってすぐ、やりやすいと感じた。


突いて叩いて、全て吐き出してもらう。